第4号 支援センターに求められるもの

 新年明けましておめでとうございます。ついにNPO法の改正の年が来ました。施行される5月が待ち遠しいという団体さんも多いことでしょう。
 本年はまさにNPOが生まれ変わる年。しかし、変わらなければいけないのは、それに対応する側かもしれません。NPOの支援センターとは名ばかりで、まったくこの法律や条例に詳しい専門家が常駐せず、間違ったことを平気で教えている中間支援団体のなんと多いことでしょうか。さらに、部署名に「推進」とか「促進」とか「協働」とか、まさに市民団体の救いの神みたいな名前が付いているけれども、間違い探しが仕事とばかりに、申請手続きに対しては非「推進」的な対応をする所轄庁も、少なくなりましたが、依然として存在します。これでは、「市民社会の担い手」にならなければいけないNPOが羽ばたけないまま地面にたたき落とされてしまいます。NPOの第2ステージを迎える本年こそ、我々支援団体の出番です。NPOにはNPOの強い味方が必要です。本年もどうぞよろしくお願いします。

特定非営利活動法人 国際ボランティア事業団
理事長 福島 達也
(平成15年1月)

http://www.iva.jp