第175号 外国人が街にやってきた!

 明けましておめでとうございますm(__)m
 今年も私の過激な毒舌コラムにお付き合いくださいねー!

 昨年末、また人口が減っているというニュースを見た人も多いだろう。そう、人口減が急速に進み、日本では人材不足が大きな問題となっているのだ。
 「人が集まらない」と嘆く企業も多く、人手不足による倒産や店じまいもあちらこちらで見え始めているのだ。
 そういった背景を受け、政府は昨年の11月2日に「入管法改正案」を閣議決定した。端的に言えば、「外国人労働者の数を増やし、国内の人材不足を解消しよう」という趣旨のものだが、実は、厚生労働省がまとめた「外国人雇用状況」によると、2018年10月末の時点で外国人はなんと約128万人が雇用されていて、毎年毎年、過去最高を更新しているのだ。
 だがしかし、今までの『外国人技能実習生制度』は、あくまで「外国人単純労働者」ではなく、「外国人実習生」として開発途上国等の経済発展を担う「人づくり」に協力してあげるという崇高な目的があり、永住はおろか、必ず5年で帰国していただくものだったのである。
 これでは、人手不足、いや人口減を補うことはできない。

 そこで今回の改正法では、新たに2つの在留資格が追加され、最終的には、在留期限は更新可能で何年でも何十年でも日本に居住できるようにしたのである。もちろん、家族の帯同もOKだ!
 何年でも住めて、働けて、家族ごと来れるって「移民」と同じじゃないのか?
 そうこれは実質「移民政策」の幕開けなのである。政府は「移民政策」とは絶対に認めようとしないが、間違いなく移民政策そのものだ。

 こうして、外国人を労働者として受け入れることによって、生産年齢人口減少に伴う労働力減少を補填し、都心部に偏る人口集中を是正すべく、地方での人材不足を補い、最終的に、人手不足による倒産や店じまいを防ごうとしているのである。
 実際、好景気と言われているが実はそれは上場企業だけの話で、日本は大不況の真っただ中なのである。特に人手不足が激しい「建設業」「サービス業」「製造業」での倒産は5年前に比べてなんと2.5倍に膨らんでいるのだ。

 やれやれ、もうこの法改正で日本も安泰なのだろうか?
 いや待てよ、職を求めてやってくる外国人はどちらかというと真面目に働く人が多いのではないだろうか?
 かつての高度経済成長期の日本は、今は死語となっている「モーレツ社員」「働きバチ」が当たり前で、とにかくまじめに良く働いた。ところが、今の日本人は楽な仕事ばかり好み、休むことばかり考えていて、怠け者がほとんどである。こんな怠け者の日本人よりも勤勉な外国人の方がいいに決まっている。しかも、給料も安いのだ。
 だから、間違いなく日本人よりも外国人を採用しようという流れが起きるだろう。そして、再度買い手市場に戻り、日本人の雇用環境の悪化に繋がるはずだ。
 そう、今回の法改正でも野党が反対していたのは、日本人の雇用機会の安定である。
 日本人のように、働くのは嫌いで、給料は高くて休みの多い仕事ばかり望み、「会社人間」なんてダサい象徴・・・という今の日本人労働者はドンドン職を失うことだろう。
 安価で、日本人は敬遠しがちな労働環境であっても抵抗なく就労する労働力と認識して外国人労働者を雇用する企業が増えることは間違いないし、日本政府のかじとりの下で「労働差別を禁じ」日本人と同等の条件、「同一労働 同一賃金」となるようなので、働けば働くほど給料が増え、認められて昇進もするとなれば、外国人のパワーは日本人を圧倒するだろう。

 しかし、私はこれこそが日本の将来にとって一番大事なことだと思う。
 かつて日本人は、勤勉でよく働く象徴だった。世界でも模範と言われたのである。その頃は経済発展も目覚ましく、企業もほとんど右肩上がりで伸び、世界でも何本の指に入る経済大国であった。
 今回の法改正で、外国人がやがて数千万人規模で入っているようになれば、日本人もうかうかしていられないと、かつての勤勉でよく働く日本人に戻っていくことだろう。
 もともと頭のいい人種なのだから、かつてのような日本人に戻れば、外国人に負けることはないはずだ。

 日本は島国で「移民」と言う言葉にアレルギーをもつ国民も多いから、日本中で犯罪が増え、暴動が起き、殺伐とした社会を想像する人も多いだろう。
 しかし、インターネットで全世界が繋がるこの世の中、生まれた国以外で暮らすという選択肢は誰もが考えておかしくないと思う。
 どうせマスコミが主導して、アレルギー反応的な世論の反発が起きるのは目に見えるが、きちんと管理された移民政策を取ることで、それらは回避されるはずである。

 そう、私なんか、ドン・キホーテで慣れている。
 あそこは日本であって日本でない。飛び交う言葉もほとんど外国語だし、お客も大半が外国人だ。
 だからといって、暴動が起きているか?万引きや喧嘩が当たり前か?
 いや、管理されたお店の中では、外国人もきちんとルールを守っているのだから。
 将来の日本はまさにドン・キホーテのような国家になるのだろう・・・。

 何なに?さすがにそれは小説「ドンキホーテ」と同じだって?
 確かに、ちょっと空想的すぎたかな・・・

特定非営利活動法人国際ボランティア事業団 理事長
田園調布学園大学 講師 福島 達也
(2019年1月)
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