ＮＰＯ法人「セカンドスペース」（成瀬榮子理事長）は２６日、不登校や引きこもり、ニートなどの本人や家族を対象とした相談会を、中央区の市民会館で開催する。カウンセラーだけでなく、実際に不登校や引きこもりだった人、不登校だった人などを雇用したことのある企業が参加。相談者に、社会復帰などについて具体的な目標を抱いてもらう狙いがある。
　相談会は、地域社会から孤立し、公的機関などに相談することをためらっている人たちに向けて、支援機関に対する心の敷居を下げてもらい、復帰の糸口をつかんでもらおうと開催する。対象は不登校、引きこもり、ニート、フリーター、発達障害を持つ本人と家族。学校復帰や社会復帰を具体的にイメージしてもらえるよう、復帰を果たした“経験者”たちの現在の様子を見たり、聞いたりできる対話の場を設ける。
　参加費は千円。申し込みは、公式ホームページなどで配布している申込書を郵送またはＦＡＸで事務局に送付。２０日午後５時必着。問い合わせは同事務局、電話０４７（３２２）１２５７。