◆未来へつなぐ霧多布湿原取得◆

 釧路管内浜中町のNPO法人「霧多布湿原トラスト」(北海道)が、ラムサール条約登録湿地である町内の霧多布湿原と周辺の民有地計138ヘクタールを購入することになった。日本ナショナル・トラスト協会(東京)によると、民間団体が100ヘクタールを超す湿原の大規模民有地を取得するのは全国でも珍しい。購入する土地は、琵琶瀬川河口付近の湿地と南側の高台。数十年前までコンブを運搬する馬の放牧に使った。湿原部はヨシやスゲを中心とする自然環境が保たれ、高台からの眺望は湿原を代表する景観として知られる。

北海道新聞 1月29日
戻る

NPO法人設立運営センター