◆起源の勢い水 生家の沢から◆

 福博の夏を彩る博多祇園山笠(7月1日―15日)のフィナーレ「追い山」の勢い水に、今年は祭りの起源とされる聖一国師(1202―80)ゆかりの水が使われることになった。静岡市の生家を流れる沢の水だ。今月開港した静岡空港と福岡空港間の定期便就航が縁で、768年に及ぶ山笠の歴史の中で初めて実現する。祭りを盛り上げる、景気づけとなりそうだ。福岡との交流を目指す静岡側の要請を受けた、NPO法人「全国街道交流会議」(本部・福岡)が橋渡し役を務めた。

西日本新聞 6月13日
戻る

NPO法人設立運営センター