◆泳げる海を再び◆

 昭和三十年代までは海水浴場だった東京湾葛西沖。その復活を目指す江戸川区のNPO法人「ふるさと東京を考える実行委員会」が、都港湾局とともに現地で本格的な水質浄化実験を始めた。同会は来夏には子どもたちに泳いでもらうことを目指しており、八月三十日「海水浴場復活シンポジウム」も開く。実行委は、海水を大量にろ過するカキや浄化作用のある海草などを使って、きれいな海の再生を目指す。同会は五年前から、区内の川などでカキの水質浄化実験をしている。

東京新聞 7月30日
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