浜名湖の自然を守り水産資源の重要さを知ってもらおうと舘山寺サンビーチでマダイの稚魚放流会があった。子どもを中心に地域住民や観光客らが参加し、5000匹を湖に返した。NPO法人はまなこ里海の会（静岡）の主催。放流は昨年夏から、今年6月にはトラフグ、7月にはカニの一種のガザミの稚魚を湖に放した。県温水利用研究センターが浜名湖で採卵し、育てた稚魚を再び浜名湖に戻している。事務局長は「人間が漁業などの営みで積極的にかかわることで生態系が保たれる“里海”としての美しさが浜名湖にはある。それを知ってほしい」と話す。