◆講義の「字幕」携帯に◆

 講師が話す言葉を即座に文字情報に変え、携帯電話の画面に映し出す聴覚障害者用の学習支援システムを筑波技術大学やソフトバンクモバイルなどが開発した。講義が中心の教育現場で、不利な立場に置かれている聴覚障害者の強い味方になりそうだ。聞こえる言葉と画面表示の時間差は数秒程度。講師の声はまず、i Phoneを通じて、速記の専門家がいるNPO法人「長野サマライズセンター」に音声情報で送られる。ここで文字に変換され、専用のホームページに表示。学生がこれを携帯電話で閲覧すると、字幕のように見ることができる仕組みだ。

読売新聞 9月13日
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