◆ショートステイ 不足深刻◆

要介護者が高齢者施設に1週間前後入居してケアを受けるショートステイは家族の介護負担を一時的に手助けする。しかし、そのショートステイサービスの不足が深刻化している。デイサービスは、企業やNPOの単独型の増加で浸透したが、ショートは報酬と施設基準が現実的でないため参入がままならない。夜勤者が必要なのに日中だけのデイサービスに比べ報酬が低すぎ、「定員20人以上1人10u」という特養なみの基準で新築し運営するのは困難という。保険の枠外の変型ショートサービスを設ける事業者のアイデアも、自治体の中には「違法」として排除する動きがある。

★日本経済新聞 夕刊  4月21日★

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