◆たまゆら火災 違法増改築◆
 入居者十人が死亡した老人施設「静養ホームたまゆら」(群馬)の火災で、業務上過失致死の疑いで逮捕されたNPO法人「彩経会」(群馬)が、二〇〇五年以降、毎年のように無届けで施設の新築や増築を繰り返していたことが捜査関係者への取材で分かった。捜査本部によると、七人の遺体が発見された北側別館は、建築基準法で義務付けられた建築確認申請をせずに増改築が行われ、避難が難しい複雑な内部構造になっていた。避難経路の通路や食堂の壁なども防火材ではなく燃えやすいベニヤ板などが使われていた。

東京新聞 2月11日
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