◆ツキノワグマの森守った◆
 絶滅の恐れがある紀伊半島のツキノワグマの生息地を守るため、市民の寄付によるナショナル・トラスト運動で山林の買い取りを目指しているNPO法人「奥山保全トラスト」(兵庫)が、三重県の父ヶ谷(268ヘクタール)を買収し、所有権移転の手続きを行った。母体の自然保護団体「日本熊森協会」(兵庫)によると、2009年10月から3月11日までに、全国の約2400人から寄せられた計約6500万円の募金の一部を充てた。同協会の会長は、「専門家の協力を受け、父ヶ谷を自然豊かな原生林に戻す活動を進めていく」と話した。
読売新聞 3月19日
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