◆林業衰退が招く森林荒廃◆
 林業の疲弊が、水源地を危うくしている。森と水はつながっており、水をためる森林の荒廃は「水の崩壊」に直結する。中国人が買収への動きをみせた三重県大台町の水源地は、もともと「三重随一の林業家」といわれた名家が所有。名家の子孫は、残りの山々についても、森林保護活動を展開するNPOなどに売りに出している。木材の価格は長らく下落が続き、森林地の価格も同様に低迷。日本不動産研究所によると、林地(用材)の10アール当たりの全国平均価格(北海道、沖縄を除く)は5万2747円で、35年前の水準をも下回った。
MSN産経ニュース 7月29日
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