◆企業年金投資先、環境と雇用◆
 労使で運用する企業年金の投資先企業を選ぶ際に、その投資先が環境や雇用にどの程度配慮しているかを指標にする「社会的責任投資」(SRI)の考え方を採り入れようと、連合がガイドラインづくりに乗り出した。企業年金制度のある連合傘下の600以上の組合に導入を促す。欧米に比べ低調だったSRIが広がる可能性があり、企業側は株式市場で、社会貢献度をいっそう問われることになる。NPO法人「社会的責任投資フォーラム」(東京)の試算では、米国や欧州でのSRIの市場(2007年)は200兆~300兆円規模。日本では5787億円(09年)にとどまる。
朝日新聞 7月29日
戻る

NPO法人設立運営センター