◆「今こそ町並み保存へ」◆
 歴史のある建物が多い桐生市本町周辺で、住民と建築士、市が協力して東日本大震災の被害調査を進めている。地域は文化庁による重要伝統的建造物群保存地区(重伝建地区)の選定を目指しており、町並みを後世に残そうと努力している。地元住民らのNPO法人の理事長は「震災後、古い家は危ないから壊そうという動きになりかねない。今こそ町並み保存のため住民が専門家や行政と協力したい」と話す。重伝建地区に選ばれると、修復に国の補助が受けられる可能性がある。市は地区の範囲指定や保存計画づくりを進めている。
東京新聞 5月3日
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