◆「流出文化財」の資料を翻訳 ◆
日本と朝鮮半島の交流を紹介するNPO法人・高麗博物館(東京)理事の李素玲(イソリョン)さんは、「日帝期文化財被害資料」(黄寿永(ファンスヨン)・元韓国国立中央博物館長編)の共訳作業を終えた。植民統治時代に朝鮮半島から日本へ渡った文化財問題は昨年、李朝の行事を描いた「朝鮮王室儀軌」が韓国に引き渡され注目を集めた。日本でも調査活動を続ける李さんらは昨年2月に死去した韓国考古美術の権威、黄元館長が70年代に編集し、忘れられていた「被害資料」を活用しようと翻訳に取り組み、163ページの冊子にまとめた。実費1000円。
毎日新聞 2月8日‎
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