◆環境NGO ヤシ油増産に警告◆

 石油に代わるエネルギーとして注目されているヤシ油の増産を目指すインドネシア政府の計画に、環境団体などが警戒を強めている。インドネシアはマレーシアに次ぐ生産国で、バイオ燃料はクリーンなイメージが強いが、原料となるアブラヤシの大規模農園開発が原生林を破壊しているためだ。希少動物の生息が危機に追い込まれるだけでなく、地球温暖化を加速させるとの指摘も出ている。環境NGO「インドネシア環境フォーラム」は、「ヤシ油燃料への過度の依存は環境に有害だ」と警告している。

朝日新聞 朝刊 12月17日
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