◆雑木林から「里山」再生へ◆

 東京都日野市の多摩動物公園で、開園以来約半世紀にわたり手つかずだった敷地内の雑木林を、昔のように人が出入りできる「里山」に再生しようという取り組みが進んでいる。NPO法人「樹木・環境ネットワーク協会」(東京都新宿区)のボランティアは毎月2回ササや下草を刈り、伐採作業をしている。きっかけは同法人が03年、動物園と共同で自然体験イベントを企画した際に、ササが生い茂る雑木林を見て回ったことだという。今後は散策道をつくり、自然学習会など里山の新たな利用につなげたい考えだ。

朝日新聞 朝刊 1月23日
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