◆NPOの調査で判明 親族対面へ◆

 移民したフィリピンで戦時中に現地召集され、戦死した沖縄県多良間村出身男性の妻(フィリピン人)と子供が現地の島で暮らしていることがNPO法人「空援隊」(京都府京都市)の調べで4月4日までに分かった。男性の肉親は今回、同法人の連絡で妻子がいたことを死後63年目にして初めて知ったという。男性の親族は4月中旬、フィリピンに渡り、親類と初めて対面する予定。同法人理事は「DNA鑑定で血縁が確認できれば日本国籍を取ってあげたい。戦後62年経つが、同じ境遇の人はまだまだいるだろう」と話した。

琉球新報 4月5日
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