◆お産の場所身近に増やして◆

 産科医不足が深刻化する中、「地域で安心なお産を」と、全国の出産・育児サークルが「お産といのちの全国ネット」(東京都小平市)を結成した。現在53団体が参加。100万人の署名を集めて衆参両院議長に請願書を提出し環境改善を図る方針。助産師などでつくるNPO法人「お産サポートJAPAN」(東京都国分寺市)の調査では、全国104カ所の助産所のうち約3割が嘱託医との連携を困難視。同ネットは、地域の中核病院や公的医療機関に対する、助産所や診療所からの緊急搬送受け入れの義務づけを求めている。

西日本新聞 5月12日
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