◆青森市役所が盗聴の危険◆

 青森市役所が会話内容を簡単に傍受できるアナログ信号方式のコードレス電話を、市税の督促などに使っていたことが6月25日、分かった。「無線の広帯域受信機で、税の滞納者との会話内容が聞けた」との証言もある。NPO法人「盗聴盗撮防止調査業協会」(東京都品川区)によると、盗聴した情報を振り込め詐欺や債権者リストの作成、脅迫などに悪用するケースも少なくないという。同会専務理事は「子機を使う官公庁や地方自治体は多く、個人情報漏えいへの危機感が薄い。青森市だけの問題ではない」と指摘する。

河北新報 6月26日
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