◆水中考古学研、再び船出◆

 沈没船など水中に沈んだ文化財の発掘調査や研究を行う「水中考古学研究所」(滋賀県大津市)が、NPO法人化して1年半ぶりに活動を再開する。同研究所は06年に代表の考古学者田辺昭三さんが亡くなり、活動を休止していた。存続が危ぶまれたが、メンバーから「先生の遺志を受け継ごう」と声が上がり、07年3月から法人格の取得など再出発の準備を進めてきた。現在、大津市内に事務所を構え、ダイバーや海洋技術者など16人が所属。市民対象に市内の粟津湖底遺跡などの見学会を計画している。

京都新聞 10月19日
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