◆ウミガメ、海に帰る◆

 大阪湾などで傷ついていたのを捕獲され、神戸空港島(神戸市中央区)の人工海水池で保護されていた6匹のウミガメが海に帰されることになり、約20人の子どもたちが12月8日、カメの頭をなでるなどして別れを惜しんだ。午後に和歌山県沖まで船で運ばれ、放される。ウミガメはNPO法人「日本ウミガメ協議会」(大阪府枚方市)が7〜11月に保護し、消波ブロックで外洋と隔てられた海水池で回復を待っていた。神戸市の田中寛太朗くん(小3)は「さみしいけど、大きな海で元気に暮らしてほしい」と話していた。

読売新聞 12月8日
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