◆野宿者自立 ホンモロコ養殖◆

 元野宿者の男性たちが琵琶湖固有種のホンモロコを養殖し、成魚を売って給与を得る事業が今月から高島市マキノ町で始まった。京都、滋賀で野宿者の自立を支援するNPO法人が地元漁業組合と協力して行う。主宰はNPO法人「グローバルヒューマン」(京都府南丹市)。トヨタ財団の助成金150万円を原資に始めた。初年度は稚魚約15万匹を育て、半年後に成魚を漁協などを通じて販売。売り上げのうち、約200万円を日当に充てる。5センチ未満の魚は琵琶湖に戻し、生態系の回復に努めるという。

京都新聞 4月27日
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