◆児童虐待 広がる窓口◆

内にこもりがちな児童虐待。周囲の通報が頼りとなっている。しかし行政機関への通告となると二の足を踏んでしまうのが実情だ。そこで気軽に情報を交換できる受け皿としてNPOなどへの期待が高まっている。『NPO子どもの虐待防止ネットワーク・あいち』には虐待の目撃者や子供から、毎月100件以上の電話がかかる。そのうち3、4件が保護など緊急対応を要するケースだ。主婦が電話の受け手として活躍し、メンバーには弁護士や小児科医など有志の専門家もおり、ケースごとに-適切に対応でき、信頼も厚い。

★日本経済新聞 夕刊 2月3日★

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