◆クマのエサ場確保◆

 自然保護のために山林などを買い取るトラスト運動を全国で展開しているNPO法人「奥山保全トラスト」(兵庫県西宮市)が9日、白山国立公園内の山林約22.3ヘクタール(白山市白峰)を購入したと発表した。野生動物のエサとなる実を付ける広葉樹林を保全し、クマなどが人里に下りてくるのを防ぐのが狙い。県庁で記者会見した同トラストの室谷悠子・企画推進局長は「公園全体から見れば小さい土地だが、活動の輪を広げていきたい」と話した。今後は、見学会や自然学習会などに活用することも検討中。

読売新聞 7月9日
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