◆21匹元気にさよなら◆

 遠州灘の海岸でアカウミガメの保護や調査活動を行っているNPO法人「サンクチュアリエヌピーオー」(静岡県)が、浜松市南区白羽町の孵化場で保護していたアカウミガメの卵が孵化しているのが8月5日、今年初めて確認された。孵化したのは、5月24日に海岸に産み落とされ、同法人のメンバーが持ち帰って保護していた111個のうちの21個。生まれたばかりの体長約6.5センチの子ガメは砂浜に放たれ、波打ち際にたどり着くと、波にさらわれるように海へ消えていった。孵化は9月末まで続き、週末には一般の人も参加できる放流会を行う。

読売新聞 8月5日
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