◆有明海再生にカキ礁復元を◆

 カキ礁が海に与える影響をテーマにした「有明海講演会」が8月16日、福岡市であり、海水浄化作用があるカキが増えれば、有明海再生に大きく役立つとの報告があった。佐賀市のNPO法人「有明海再生機構」が、福岡の市民にも有明海への関心を高めてもらおうと開催。カキは、海中の有機物を食べることで海水をろ過。さらにカキが集まったカキ礁は、魚や貝の産卵の場となり、多様な生物をはぐくむことができる。「カキかノリかの二者択一ではなく、海中での配置をバランスよく考え、海の再生を図ることが大事だ」と強調した。

西日本新聞 8月17日
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