◆祇園祭 ちまきのササ宮津産に◆

 京都市北部のササ枯れの影響で、祇園祭の「厄よけちまき」に使うササの不足が深刻化するなか、来年の祇園祭に、宮津市の世屋地域のササが使われることになった。現地のNPO法人「里山ネットワーク世屋」(京都府)が供給に協力する。世屋のササは、長年ちまきに使われてきたササと形が似ており、関係者は「京都らしさが受け継がれる」と喜んでいる。ちまきのササはこれまで、左京区花背別所町の農家が山で刈り、天日干しして出荷していた。しかし、数年前からササ枯れで収穫が激減し、昨年夏にはほぼ全滅したという。

京都新聞 11月2日
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